【07月18日 KOREA WAVE】韓国済州島(チェジュド)の離島、牛島(ウド)の海岸に中国の国旗「五星紅旗」が立てられたとして、波紋が広がっている。現地自治体は「個人が設置したもの」として既に撤去されたと説明しているが、インターネット上では「済州が中国の島になった」といった怒りの声が相次いでいる。
「X」などのSNSに13日、牛島の下古水洞(ハゴスドン)海水浴場で撮影された複数の動画が投稿された。そこには、海岸沿いに太極旗(韓国国旗)とともに中国国旗が並んで掲げられ、ピアノや複数の蓮の花を模した装飾も設置されていた。
投稿者は「中国人観光客たちがこの前で写真を撮ろうと列を作っていた。旗は地面にしっかり固定されていた」とした上で、「牛島を中国に譲ってしまうのか」と批判した。
こうした映像に接したネットユーザーの間では、「済州が中国人の島になった」といった批判が噴出。「中国人が多く住む地域では『ここは中国の領土』と漢字で刻まれているが、今度は国旗まで立てるのか」「なぜ我が国の土地でこんな目に遭わねばならないのか」「これが日本の国旗だったら大騒ぎになっていた」といった怒りのコメントが相次いだ。
論争が拡大する中、地元自治体は「個人が設置したものと見られる」と説明。現地職員が確認した時点では既に中国国旗は撤去されていたという。海水浴場の安全要員たちも「人々が殺到して旗を回収していった」と話していると伝えた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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