ポケモンハッピーセット転売対策、マクドナルドとメルカリの取り組み効果は?

8日に発売されたマクドナルドのハッピーセット「ポケモン」に対し、日本マクドナルドとフリマアプリ「メルカリ」は前日7日に共同で転売対策を発表しました。これまでもハッピーセットの転売が横行し、消費者の間で問題視されてきた中、この新しい取り組みがどれほど効果を発揮したのか注目が集まっています。

転売問題の背景と対策

ハッピーセットのおもちゃは過去にも転売が頻発し、多くの消費者が欲しい商品をなかなか手に入れられない状況でした。この問題に対処するため、両社は共同声明で転売対策を表明。マクドナルドは店舗での販売個数制限を設け、メルカリは情報共有や悪質な詐欺行為、利用規約に抵触する可能性のある出品の削除を行うとしました。

新ハッピーセット「ポケモン」の内容

今回発売されるハッピーセット「ポケモン」では、8月8日から14日にピカチュウ、ヒトカゲ、ゼニガメ、メガルカリオなどのおもちゃが登場。続く15日から21日には、ピカチュウ、メガリザードンX、フシギダネ、イーブイに加え、さらに秘密のおもちゃも加わるとされています。また、9日から11日の3連休には、ポケモンカードゲーム全5種類も配布され、大きな話題を呼びました。

マクドナルド公式ウェブサイトで紹介されている、最新の「ポケモン」ハッピーセットおもちゃのイメージ。転売問題への対応が焦点。マクドナルド公式ウェブサイトで紹介されている、最新の「ポケモン」ハッピーセットおもちゃのイメージ。転売問題への対応が焦点。

発売後の状況とSNSの反応

発売日である8日正午過ぎ、フリマアプリ「メルカリ」での状況を確認したところ、ハッピーセット「ポケモン」関連の出品が46件以上確認されました。さらに、既に取引が完了した「SOLD OUT」の出品も50件以上に上り、中には4つで1666円、5つで5999円といった高額で売却された例も見受けられました。

この状況に対し、SNS上、特にX(旧Twitter)では、「メルカリは規約違反を罰するだけで実質何もしていない」「こんなぬるい対応では改善しない」など、両社の対策が不十分だとする厳しい声が相次いでいます。

まとめ

日本マクドナルドとメルカリが共同で実施したハッピーセット「ポケモン」の転売対策は講じられたものの、発売後のメルカリの出品状況やSNSでのユーザー反応を見る限り、その効果はまだ限定的であると言えます。今後の両社の追加的な対応と、転売問題の行方が注目されます。


出典: 中日スポーツ
Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/555785fdcb014560c01825427e8dafb5878ac0e3