元TBSキャスターで立憲民主党の杉尾秀哉参院議員(68)が、自身の事務所に届く大量の迷惑メールに悩まされている現状をX(旧Twitter)で報告しました。11月1日以降、事務所のアドレスに1530通ものメールが届き、内容はすべて「高市早苗さんや安倍昭恵さんを誹謗中傷するのは、やめていただけないでしょうか。ご検討よろしくお願いいたします。」というものでした。この迷惑メール攻撃は杉尾議員だけでなく、同じ立憲民主党所属の田島麻衣子参院議員(48)にも及んでいます。
立憲民主党の杉尾秀哉参院議員
杉尾議員、警視庁に被害届を提出し組織的攻撃を指摘
杉尾議員は11月12日夜、迷惑メールに関してXで2件の投稿を行いました。午後に警視庁麹町署に被害届を提出し受理されたことを報告し、「私は委員会の最中だったので事務所の秘書2名が手続きをしました」と経緯を説明しました。さらに、迷惑メールは現在も続いており、立憲民主党関係者のメールアカウントが乗っ取られて行われているとし、「被害は党全体へ、組織的対処が必要」と訴えています。
この問題は、立憲民主党全体に広がっていると見られています。杉尾議員は、「大量の迷惑メールの件で辻元さんもXしています。この前日には、やはり別の党幹部が狙われました。尋常ではありません。これまでにはなかった事態」と事態の深刻さを強調しました。
杉尾議員のX投稿と世論の反応
杉尾議員は一連の投稿の最後に、「なぜ政権が変わったらこんなことが起きるのでしょうか?」と疑問を呈しました。高市内閣発足以降、杉尾議員はXで「高市総理が作る内閣は『第三次安倍政権』」「『我々は常に正しい』という独善的な政権運営」などと、高市政権に対して厳しい指摘を続けていたため、この発言は日頃の政権批判が迷惑メール攻撃に繋がったのではないかという含みがあるものと解釈されました。
しかし、この投稿に対してX上では杉尾議員に対する厳しい声が多く見られました。「政権関係あります?関係があるというのなら、根拠を示すべき」「全て政権が変わったことを原因にしようとして、こういう場合にまで『支持率下げてやる』を実行しようとするのを見ると ・・・・そういうとこやぞとしか言いようがありませんね」「あたかも高市政権が仕組んでいるかのような言い回しは支持率下げてやる活動と同じで、嫌悪感しか感じない」といった批判が相次ぎました。
スポーツ紙記者も、「迷惑メールの文面が高市首相を擁護する内容だったとしても、それだけでまるで高市政権が関係しているかのような言い回しはいかがなものか……。さすがに短絡的すぎると言わざるを得ない」とコメントしています。メール攻撃を受けた辻元清美参院議員(65)も、杉尾議員、田島議員と同じ立憲民主党所属です。同記者は、「立憲議員が高市首相の所信表明演説でヤジを飛ばして大炎上して以来、世間の目は同党に対して相当厳しいです。この悪評が今回のトラブルに結びついたと考えるほうがまだ納得できませんかね……」と、立憲民主党への風当たりの強さを指摘しました。
まとめ
立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が大量の迷惑メール被害に遭い、警視庁に被害届を提出しました。メールは高市早苗氏や安倍昭恵氏への誹謗中傷を止めるよう要求する内容で、田島麻衣子議員や辻元清美議員など、他の立憲民主党関係者にも被害が拡大し、組織的な攻撃である可能性が浮上しています。杉尾議員は自身のXで「なぜ政権が変わったらこんなことが起きるのか」と発言しましたが、これに対し世論からは「短絡的だ」「根拠を示すべき」といった厳しい批判が集中しました。この一件は、立憲民主党に対する世間の厳しい視線を改めて浮き彫りにする形となりました。





