立憲民主党の小沢一郎衆院議員が27日、X(旧ツイッター)を更新。小泉進次郎農相に対し、厳しく指摘した。
小泉氏は24日、自身のXにラジオ番組の収録に臨んでいるショットを掲載。「武田良太・前衆議院議員のラジオ番組の収録。少し先ですが、7月末にオンエア予定。オンエアの際にまたお知らせします!」などと投稿した。
小沢氏は、この小泉氏のポストを添付。「小泉大臣がおそらく理解していないことがある」と切り出した。そして「それは生産者が恐ろしいスピードで廃業していること。単に米価を下げるだけでは日本の農業はあと10年も持たず、食糧危機になる。『備蓄米を放出しました』とパフォーマンスして喜んでいる場合ではない。戸別所得補償復活も含めた政策の転換が急務」とした。
さらに「小泉大臣を見ていると、いかにカメラにうまく映るかとか、いかにうまく喋るかなど、メディアを意識した活動が目立つ。だが、いま農水大臣に一番求められることは、時間をかけて生産体制強化のための政策を地道に検討すること。何より『これまでの農政は間違いでした』と国民に詫びることである」「稲作だけではない。コスト高騰や温暖化、人口減少で一次産業の生産基盤全体が崩壊の危機に。その危機感がメディア露出に奔走する大臣から伝わってこない。備蓄米パフォーマンスの時期は過ぎた。米政策全体、農林漁業全てを考える時期に来ている。政権交代で全てを根本から変えないと再生は不可能」と痛烈につづった。