本格的な夏がやってきました。7月は夏のボーナスが支給される時期でもあり、資産づくりへの関心が高まる季節です。低金利が続く中、銀行預金だけで資産を増やすのはなかなか難しい時代になっています。
◆【富裕層の割合をピラミッド図で見る】日本にお金持ちはどのくらいいるの?(出所:野村総合研究所)
では、一体どうすれば「億り人」と呼ばれるような、資産1億円以上の富裕層になれるのでしょうか。
この記事では、日本にどれくらいの資産家がいるのか、彼らがどのようにして資産を築いてきたのか、そして「年収3000万円以上かつ、年間消費額1000万円以上」という”高額消費者”の消費行動パターンについて解説していきます。
彼らの事例を通じて、ぜひご自身の資産形成のヒントを探してみてください。
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日本に「富裕層」はどれくらい存在している?
富裕層に関して、野村総合研究所が公表しているデータをもとに、その定義や区分について確認しておきましょう。
純金融資産保有額別の世帯数と資産規模
出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」(2025年2月13日)
●そもそも「富裕層」の定義はある?
「富裕層」とは具体的にどのような基準で分類されているのでしょうか。
野村総合研究所の発表によると、富裕層は「純金融資産が1億円以上の世帯」を指し、その中でさらに「純金融資産が5億円を超える世帯」は「超富裕層」として別に分類されています。
日本国内では、1億円以上の純金融資産を持つ世帯(超富裕層を含む)が165万3000世帯あるとされています。
・超富裕層(5億円以上):11万8000世帯/135兆円
・富裕層(1億円以上5億円未満):153万5000世帯/334兆円
・準富裕層(5000万円以上1億円未満):403万9000世帯/333兆円
・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):576万5000世帯/282兆円
・マス層(3000万円未満):4424万7000世帯/711兆円