【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、「ウクライナ抜き」の解決策は平和をもたらさないと警告し、ロシアへの領土割譲はあり得ないと述べた。
ドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が来週、アラスカ州でウクライナ和平について協議する構えを見せる中、ゼレンスキー氏はソーシャルメディアで「ウクライナ国民が占領者に領土を明け渡すことはない」とけん制。
「ウクライナに不利ないかなる決定も、ウクライナ抜きのいかなる決定も平和に反する。無意味に終わる」「われわれウクライナ抜きでこの戦争を終わらせることはできない」と付け加えた。
ゼレンスキー氏は、ウクライナは「平和をもたらす真の決定を下す準備ができている」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
トランプ氏は8日にプーチン氏との首脳会談を発表し、「ウクライナとロシア双方にとってより良い形となる領土交換が行われるだろう」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。【翻訳編集】 AFPBB News