参政党の神谷宗幣代表は11月26日、梅村みずほ参院議員を党のボードメンバーから解任したと突如発表した。党内の情報管理に関して「ガイドラインに違反した」という。
梅村氏をめぐっては「 週刊文春電子版 」がボードメンバーで政調会長補佐を務める豊田真由子元衆院議員との間でバトルが起きていたことを報じていた。
一体どのようなことが報じられたのか。25日配信の記事を再公開する。
参政党のボードメンバーで政調会長補佐を務めている豊田真由子氏(51)が、執務スペースを巡って同党ボードメンバーの梅村みずほ参院議員と“バトル”をしていたことが、 「週刊文春」 の取材でわかった。
国会開会を控えた10月のことだ。豊田氏は自身の執務スペースが欲しいと党に打診した。だが、梅村氏から参議院議員会館の地下2階にある党の部屋を使用するよう勧められると、豊田氏は態度を豹変させ、こう激昂したという。
「私を地下に閉じ込めておく気か!」
参政党関係者が明かす。
「梅村議員も気が強い女性ですが、あまりの剣幕に従わざるを得なかったそうです。豊田氏はいま、国会院内の党の控え室を使っています」
梅村氏に電話で、豊田氏との“バトル”について聞いた。
――豊田氏に「私を地下に閉じ込めておく気か!」と激昂された?
「激昂っていうか、私の伝え方が悪かったと思うのですが、(豊田氏が)ご希望になっていたスペースが、議院運営委員会で了承が出ておらず、使えなかった。そこで(地下2階は)『どうですか?』と勧めたのですが、地下のイメージが悪かったのかも。参院会館の地下2階は窓があるのですが、地下っていうと薄暗い感じがするじゃないですか。それで誤解を与えてしまったのかもしれないです」
一方の豊田氏はどう答えるのか。執務室や部会を巡る問題について、質問状を送ると、党事務局が概ね以下のように回答した。
「(執務室については)本党代表兼事務局長の神谷の判断で国会内の参議院会派の控室の一部に指定し、必要な手続きを受けております。豊田ボードの要望によるものではありません。(梅村氏への発言については)豊田ボードが怒って指摘の発言をした事実は確認できません」
このほか配信中の 「週刊文春 電子版」 では、豊田氏が参加する厚労部会でのトラブル、梅村氏との一問一答、豊田氏の恩人社長からのエールなどについて詳しく報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル






