「部屋を空っぽにしてください」《オタ部屋》に住む彼女が、すべてを捨て去った“切実すぎる事情”


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■大切なモノもすべて一掃したい

 現場は大阪府内にあるマンションの一室。リビングに足を踏み入れると、生ゴミによる腐敗臭はないものの、床には無数の段ボール箱が積み重なり、そこからあふれ出したキャラクターグッズやコスプレ用品が散乱していた。

 1メートルを超える模造刀、手づくりと思われる衣装など、趣味であるコスプレにかなりの情熱を注いでいたようである。

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 しかし、住人からの依頼はシンプルだった。

 すでに生活に必要なモノは取り出しているとのことだったが、趣味のモノはほとんど残されたままだった。

■段ボール箱に書かれた「B・I・O」の意味

 現場に入ったスタッフは5名。モノの量自体はそこまで多いわけではないので、通常であれば2時間ほどで作業が完了するような現場だ。しかし、今回の予定は3時間。その理由は「仕分け」にある。

 「ご依頼は『ゴミ屋敷』という括りでしたが、我々から見ればこれはゴミではありません。大半が趣味のモノや細々としたモノです。これらをすべてゴミとして処分することもできますが、そうすると廃棄料金が膨れ上がってしまうんです」(二見氏、以下同)



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