【前後編の後編/前編からの続き】
先月23日に誕生日を迎えた小室眞子さん。当日は家族でドライブに出かけ、カメラに対しても満面の笑みを見せてくれた。夫妻がアメリカで穏やかな生活を送る一方、皇室では異常事態が起きているという。秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップである吉田尚正大夫(だいぶ・65)と両殿下の間に看過できない溝が生じ、ついには“招待状事件”にまで発展、吉田氏の退任説が流れているのだ。「週刊新潮」が当の大夫を直撃すると……。
【写真を見る】まさかの「カメラ目線」で… 小室眞子さんが誕生日に見せた“意外な表情”
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前編【「紀子さまは愛をもって接してくださらない」 厳しいご指導に職員がため息 「ねぎらいのお言葉など、まるでない」】では、紀子さまの厳しいご指導にため息を漏らす職員の証言や、吉田大夫とご夫妻の関係について報じた。
そんな“関係”を如実に物語る出来事が、つい先頃起きていたという。皇嗣職関係者が言う。
「悠仁さまのご成年に伴う行事を締めくくる『昼食会』が、秋篠宮ご夫妻の主催により9月10日、東京・明治記念館で催されました。三権の長や筑波大の学長など30人以上が招待され、和やかに進んだのですが……」
招待客には事前に、宮家からご案内の書状が送られていたといい、
「その招待状は、本来であれば皇嗣職トップの吉田さんが差出人となるはずが、実際には御用掛の長嶺安政さん(71)の名で送付されていたのです」(同)
外務省出身の長嶺氏は駐韓大使や駐英大使、最高裁判事などを歴任し、昨年5月に宮内庁御用掛に就任。秋篠宮家を担当している。
「もともとは吉田さんの名で事務方が準備していたのですが、直前になって秋篠宮ご夫妻から長嶺さんの名にするようご意向が示され、変更されたのです。異変に気付いた職員が、吉田さんを気遣って『これで大丈夫なのですか?』と声をかけたところ、自身に関することでもあり、言い出しにくそうな様子だったといいます」(同)
眞子さんの出産の詳細も知らされておらず……
あらためて宮内庁に聞くと、招待状が長嶺氏の名で送付されたことについては、
「事実です」(報道室)
あっさり認めながらも、
「各種行事の招待状の内容については、差出人の名義を含め特段の決まりはなく、皇嗣職として、行事の内容などを踏まえて決めているものです」(同)
とはいえ、ご夫妻が催された公的行事の案内状から、最高責任者の名が外されてしまったのだから尋常ではない。宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司氏も、
「天皇皇后両陛下が主催される春秋の園遊会では、宮内庁長官の名前で招待状が送られています。これに鑑みれば、悠仁親王殿下のご成年の昼食会は、やはり皇嗣職のトップである大夫の名前で出すのが通常の形であると思います」
そう指摘する。先の皇嗣職関係者が続ける。
「これまで吉田さんは、何かにつけてご夫妻から情報を聞かされておらず、仕事がしづらそうでした。特に5月、眞子さんが米国で出産したと公表された際には、週刊誌が先行して報じたため宮内庁の記者会は情報がなく、定例会見で吉田さんを突き上げるような格好となりました。ところがこの時、吉田さんは出産した事実以外、時期や性別などについてご夫妻から何も知らされていなかったのです」





