去る11月15日、天皇陛下の妹である黒田清子さんが黒田慶樹さんとご結婚されてから20周年を迎えました。2005年に帝国ホテルで行われた結婚披露宴は記憶に新しい方も多いでしょう。現在、清子さんは伊勢神宮の祭主を務められ、10月18日には神嘗祭の終了を天皇陛下にご報告されています。この20年間で、ご夫妻を取り巻く環境にも変化が見られます。
黒田慶樹氏の新職務と秋篠宮さまとの深い絆
清子さんの夫である黒田慶樹氏は、今年4月に還暦を迎えました。現在も東京都庁の職員である傍ら、今年4月1日付で公益財団法人東京動物園協会の常勤常務理事に着任しています。慶樹氏と秋篠宮さまは学習院初等科時代からの同級生であり、大学時代も同じサークルで行動を共にする親友でした。清子さんとのご結婚により、お二人は義理の兄弟という間柄になられましたが、その絆は今もなお深いものがあります。
この深い関係について、同級生の間では最近ある話題が持ち上がっています。ある同級生は「私たちも小さい頃は、殿下(秋篠宮さま)の同級生として東宮御所に遊びに行ったものです。殿下は同窓会には出席されますが、今は私たちと個人的な付き合いをすることは基本的にありません。しかし黒ちゃん(慶樹さん)とは、清子さんとの結婚後も連絡を取り合い、時々会っていたのです。それが最近、急に連絡が取れなくなってしまって…。どうしたのだろうと皆で情報を集めていました。その結論が、『黒ちゃんは秋篠宮さまに“囲われている”に違いない』というものでした。殿下もお悩みが多いようですし、そのご相談役を務めているのではないかと考えています」と語っています。
饗宴の儀に参列する黒田慶樹さんと清子さん
皇室における慶樹氏への高い評価とご夫妻の貢献
慶樹氏は皇室内でも人望が厚いとされており、上皇后美智子さまも慶樹氏を高く評価し、「あの人はしっかりしています。大人ね」と知人に語られていたと伝えられています。上皇ご夫妻がお住まいになる仙洞御所へ頻繁に参内されていることも、その評価に繋がっているのでしょう。今年5月と7月に上皇さまが入院された際には、清子さんがお見舞いやご機嫌伺いのため赤坂御用地へ日参され、慶樹氏が同行することもありました。さらに、ご夫妻で同じく赤坂御用地内にある秋篠宮邸に立ち寄ることもあるといいます。
秋篠宮さまの「お悩み」と側近の重要性
学習院時代の同級生が証言するように、秋篠宮さまが慶樹氏に悩みを打ち明けることはあるのでしょうか。ある宮内庁関係者は次のように語っています。「皇嗣家は秋篠宮さまと悠仁さま、お二人の皇位継承者を擁しています。しかし、眞子さんのご結婚騒動以来、秋篠宮邸の改修費問題もあり、国民からの支持は高いとは言えない状況です。それは宮内庁のインスタグラムの『いいね!』の数にも表れています。悠仁さまの帝王教育をどうすべきか、アメリカで生活している小室さん夫妻との関係など、秋篠宮さまのお悩みは深いことと拝察しています。秋篠宮さまは交流関係が広いと言われていますが、そうした苦悩を吐露できる相手はごく限られているでしょう」。
この宮内庁関係者によれば、清子さんは慶樹氏よりもさらに重要な役割を担っているとされています。ご成婚20周年を迎えられた黒田ご夫妻は、新たな職務と長年の絆を通じて、これからも皇室を支える重要な存在であり続けることでしょう。





