愛子さま外交ルック カワイイを超えて優雅 ラオス訪問でピンクのスーツを選ばなかった理由


【写真】小豆色の民族衣装を引き立てるパールイヤリングとネックレス、そしてブローチがステキなアクセントに

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 愛子さまが公務で見せるスーツ姿からは、いつもかわいらしさと誠実さを感じさせる。初の海外公式訪問となったラオスでは、どんな装いだったのか。

 現地時間午後8時頃、ホテルに到着した愛子さまは、歓迎する一人ひとりの前に立ち、笑顔で手を合わせた。現場はにこやかなムードに包まれた。

 笑顔の愛子さまが着ていたのは、淡いブルーのセットアップだ。今夏、被爆地・長崎を訪れた時にも着ていたとされるフォーマルなスーツだ。

 これまでの愛子さまのスーツといえば、淡い暖色の装いが印象的だった。初めての園遊会、初の単独地方公務である佐賀県訪問で見せていたスーツは、淡いピンク色。桜の花びらのような初々しさがあった。淡いブルーのスーツをまとったこともあったが、ノーカラーで今っぽさがあったり、機動力のあるパンツスタイルだったりと、どこか若々しい雰囲気があった。

 今回の初の海外公式訪問ではどうだったのか。

■ピンクではなくブルー

 ファッションジャーナリストの宮田理江さんはこう語る。

「国内での装いでは年齢相応の若々しさを示すような装いも珍しくありませんが、今回は“国の代表”という役割にふさわしく、いつにも増して、正統派で端正なムードが濃くなっています」

 あえて愛子さまの可憐さを引き立てる色にはしなかったのではないか、と宮田さんは考える。

「ピンク色は少女的なイメージを持たれやすい色でもあります。オフィシャルな立場で訪問する今回は、ガーリーな印象はあまり似つかわしくない、そんな判断が働いたのではないでしょうか。知性や誠実さなどの印象を与えるブルーは、愛子さまの単独訪問デビューにふさわしいカラーです」

 ブルーの中でも、淡いトーンであることが重要だ。

「利害調整が多くなる政治外交とは異なり、友好促進が主軸の皇室外交では、主張を抑えた接し方になり、色の面でもトーンダウンがふさわしいのかもしれません。靴まで同じトーンでそろえているところに、初めて友好国へ訪れる静かな意気込みが伺えます。パステルやペールといった薄い色調だったことで、愛子さまの柔らかいお人柄が伝わってくる色でもありました」



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