娘の就職先が「有限会社」と聞いてビックリ! 最近あまり見かけないけど「株式会社」よりも規模は小さいの?“安定性”など大丈夫なのでしょうか? 企業の安定性を見るポイントも解説


▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?

実は有限会社には一定の歴史と背景があり、必ずしもネガティブに捉える必要はありません。本記事では、有限会社と株式会社の違いや、企業の安定性を見る際のポイント、さらには有限会社でも大手と呼べる企業の実例について、分かりやすく解説します。

娘の就職先が「有限会社」と聞いて不安に……その理由は?

特に、有限会社という言葉を最近あまり見かけなくなったことで、「小規模で不安定なのでは」といった印象を抱くこともあるでしょう。

しかし、有限会社だからといって必ずしも経営基盤が脆弱(ぜいじゃく)であったり、福利厚生が劣っていたりするわけではありません。まずは、有限会社とはどのような法人形態なのか、株式会社とは何が違うのかを正しく理解しましょう。

そもそも有限会社とは? 株式会社との違いを解説

株式会社との主な違いは、資本金の下限、出資者(会社法上の「社員」)の人数制限、意思決定機関の構成などにあります。例えば、有限会社は資本金300万円以上、出資者は50人未満と定められていました。一方、株式会社にはこうした出資者数の上限はなく、会社法施行後は資本金1円からでも設立可能とされています。

ただし、これらの違いはあくまで制度上のものであり、実際の経営内容や企業規模とは必ずしも一致しません。「有限会社だから規模が小さい」「株式会社だから安定している」とは限らないのです。



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